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2010年 02月 10日

「しかし、小松におられた利常公はお主らのことは承知のはずでは。」
「三男利治公も無論、承知の我らへの扱いではあったが、如何せん、お二方とも亡くなられてからは立場が悪くなる一方でな、救いは唯一、御家老の神谷内膳殿ということだ。」
「神谷様といえば、あの、宇喜多秀家様の御血筋の。」
「さすが、お主、よく調べ上げておられる。そのお方が、中々の傑物でな。お主らが加賀に入ると知ると、すかさず行動にうつされる。たとえば、そうじゃな、‘‘大聖寺‘‘が‘‘大正持‘‘へと隠密裏にお触れが出るという訳よ。」
「バテレン封じというところか。思うに、‘‘大聖寺‘‘とは、かのバテレンの地ではキリシタンの‘‘大聖堂‘‘と云うところだからな。」
「さすが、吉川惟足様の御門弟。河合様にかかっては神社仏閣はかたなしですな、あっはっはあっはっは、」
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by hirai_tom | 2010-02-10 00:23

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