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2010年 02月 01日

「ところで、あの折のややの話は如何様になった。男児となれば、そろそろ元服の頃じゃが。」
 「む、あれから随分と事情が変わってのう。俺はさておき、倅は藩士としてそれなりに育っておる。諱は、お主が口癖の御主君の名を頂くことと致した。」
 「何、さては、良忠とな。」
 「左様、名乗る時期は本人に任せているがな。」
「それは有難い。誠にもって有難い。これ、この通りじゃ。」
「佐々、御両人、そろそろ、丑の刻。今宵はこの辺りとして、本題は明夜にでも。」
「先程は激しく通り雨がございましたが、今はもうすっかり上がっております程に、今朝はお天気も良くなりましょう。」
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by hirai_tom | 2010-02-01 07:18

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