13-6
2013年 04月 29日
13-6
「去れど、父権左右衛門も、京・加賀・江戸・肥前と体が幾つ在っても足りませぬ故、下絵は狩野派の絵師に。」
「左様か、利常公の肝煎りともなれば絵師には事欠かぬか。」
「左様。利長公を祭る高岡瑞龍寺には、探幽・尚信・安信と挙って狩野一族が出向いて居ります。去れば、絵皿の下絵にも尚信様の手の物が。」
「何々、狩野尚信は突然、消息を絶ったとは聞いてはいたが、此方に来て居たのか。さては、お主等の焼物に余白が目立つは尚信の影響だったか」
色絵古九谷 鳳凰図平鉢 石川県立美術館 狩野尚信 大判錦絵 雄鶏
【狩野尚信】
通称 主馬 号 自適斎
小堀遠州と親交あり。慶安三年(1650)失踪説あり。
「去れど、父権左右衛門も、京・加賀・江戸・肥前と体が幾つ在っても足りませぬ故、下絵は狩野派の絵師に。」
「左様か、利常公の肝煎りともなれば絵師には事欠かぬか。」
「左様。利長公を祭る高岡瑞龍寺には、探幽・尚信・安信と挙って狩野一族が出向いて居ります。去れば、絵皿の下絵にも尚信様の手の物が。」
「何々、狩野尚信は突然、消息を絶ったとは聞いてはいたが、此方に来て居たのか。さては、お主等の焼物に余白が目立つは尚信の影響だったか」
【狩野尚信】
通称 主馬 号 自適斎
小堀遠州と親交あり。慶安三年(1650)失踪説あり。
by hirai_tom | 2013-04-29 15:04