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古九谷余滴       ⑤   

2010年 06月 28日

               古九谷余滴             ⑤

  第35回 古九谷修古祭の『基調講演』テーマ≪古九谷様式って、何?≫で石川県立美術館館長 嶋崎丞氏の講演がありました。
 伊万里論者は『古九谷』が余りにも素晴らしので“古伊万里様式”とはせずに“古九谷様式”としている。これも一時的なものでしょう。として、平成四年元旦の嶋崎館長宛の故、楢崎彰一氏の“賀状”が紹介されました。
 賀状には「伊万里論者の暴走も一時的流行で、私は案じておりません。土の香りを知らぬ都会人には感覚的なものが欠如しています。」とありました。
 平成三年の東洋陶磁学会に於いて、嶋崎氏らの不在の(欠席裁判?)形で『古九谷』抹殺論が展開され、決議?(何の学会かは知らぬが、問題を提起し、議論を戦わすことが使命であるはず。)成された年末に書かれた、学界の長老格の楢崎氏からのもので、嶋崎館長は、氏が亡くなられたので公開しましたとの事でした。
 又、石川県内で個人の方がお持ちで有った“白生地”も紹介されました。『古九谷青手樹木図平鉢』と同じ物と考えてよいのではとの事で、“九谷”出来のものか“山辺田“の物か議論されるべきもので、どちらにせよ加賀には伝世古九谷の素地が存在した証拠との事。
        
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by hirai_tom | 2010-06-28 12:11

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