11-8   

2010年 06月 25日

にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
(↑ポチッと)
   芭蕉は此の付句で迷うて推敲を。
「はて、今一つじゃな。」
「左様ですかな」
       “手枕に軒の玉水詠め侘び”
「如何にも落ち着きませんな」
「さて、前句に対しては手枕はうつりがよいと思うが、如何も巧くない。ここは北枝に預けると致そうか」
「さて、弱りました。」
      “手枕もよだれつたふてめざめぬる”
「いけませんな」
「左様で」
      “手枕に竹吹きわたる夕間暮”
「さて、如何にも。」
「さてさて、随分と疲れました。今日の処は此処までに致そう。」
「よろしいかと」

 
[PR]

by hirai_tom | 2010-06-25 01:05

<< 12-1 11-7 >>