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2010年 05月 17日

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「左様、能登には宝立山と云う金山が御座います。吾等後藤は山師“才次”として携わっており申した。」
「能登にも拠点が」
「能登の首根っ子を押さえて置かなくては、幕府も安心できませんからな」
「押さえには天領をな。」
「その上に、高山右近様が居られた頃には伴天連のセミナリヨも御座いました。能登・七尾の前田家縁の本行寺には“ゼウスの塔”なる得体の知れぬモノも御座る。」
「吾等には皆目、判らぬモノばかりじゃが、矢張り主等は“隠れ”の様じゃな。」
「其処が、吾等の御先祖様達の凄さでな。“隠れ”として本行寺にて伴天連の技術を掴み申した。“辰巳用水”には其の技術も活かされて居ります。」
「何々、さては、一年足らずで金沢城内にまで引き入れたと云う用水造りの技術は、矢張りお主等の成せる技であったか。」
「辰巳用水以前に能登では小代官を務めており申してな。田川次郎衛門・下村兵四郎の名でな。」
「辰巳用水は板屋兵四郎と聞き及んで居るが」
「七尾の下村にも吾等の拠点が」
「左様であったか、去れど、用水完成後は其々口封じに」
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by hirai_tom | 2010-05-17 14:12

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