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2010年 04月 17日

曽良も、ここぞとばかりに 
「今回、師匠と“同行二人”の旅の中で多くの物を得る事が出来ました。御師匠の求められた俳諧は“奥州”以後、一層、高められたように思われるのですが。」
「是は面白い。さあて、どのあたりにあるのかな。」
「衣川での”夏草や兵どもが夢のあと“そして、中尊寺では“五月雨の降のこしてや光堂”と詠まれておられます。」
「でかしたな、曽良。今回の旅で一つ掴みかけた物がある。人の営みは儚く、変化して往く。しかし、一方で変わらないものがある。私らが求める道は、“不易”の道理を失うことなく、一方で“流行”の変化にも応じていかねばなるまい。その事が、古今の道に通じる事にも成る。」
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by hirai_tom | 2010-04-17 01:25

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